ハイブリッドワークが浸透してビデオ会議システムの重要性が増す中、システムを巡る課題もさまざまな企業で浮上している。LINEヤフーもそうした課題に悩んでいた企業の1つだ。
同社ではリモートワークが推進され、現在は1、2割が出社する形でハイブリッドワークの環境となっている。そのため多様な場所で働く社員、さらに拠点間や国内外も含めたコミュニケーションが重要になってきた。しかし、従来のテレビ会議端末は同社で利用するWeb会議システムと互換性がない上、「マイクの配線が複雑」「カメラの手動操作が必要」など扱いが煩雑で、会議室での仕事が非効率になる点も課題だった。
そこで同社は、Web会議システムとの連携や映像・音質品質などの点から幾つかのデバイスを検証し、あるビデオ会議デバイスを選定。マイクの性能と精度が高いため会議室の隅の会話も拾える上、オートフォーカスなどの機能により、リモート側参加者に疎外感を感じさせないことが高く評価された。現在約300台のデバイスが導入されており、今後も全拠点に広げていく予定だ。本資料では同社事例より、同デバイスについて詳しく紹介する。