2025年のサイバー犯罪による推定被害額は、世界全体で10兆5000ドルに上る。この金銭的損失にはさまざまな問題が関係しているが、中でも大きな要因となっているのがデータの流出だ。多くの組織が内部/外部の両方からデータの流出を経験しているという。
しかし、クラウドサービスの利用拡大やリモートワーカーの増加などを背景に、データの分散化が進む中、従来の情報漏えい防止(DLP)だけでは対処が難しくなっている。そこで注目されているのが、統合型のデータ保護基盤だ。これは、セキュリティクラウドとAIを駆使して、転送中や保存中などの状態を問わず、あらゆる構造化データと非構造化データを保護する。また、データを可視化/自動化することによって、サイバー攻撃のリスク軽減が可能になる。
さらにデータ保護の領域で予測困難な存在とされる生成AIに対しても、リスクに基づいて適切なAIアプリのみ使用の許可を出したり、プロンプトの内容を可視化したりして安全性を確保できる。本資料では同基盤の機能や特徴を解説する。