本番環境に対するメンテナンスや改修などの各種作業は、責任者による事前の内容確認と承認を経て実施する運用が一般的だ。しかし、このような運用では、申請手続きが手作業で行われ、作業進捗の管理もシステム化されていないため、さまざまな弊害が生じる恐れがある。
特に、申請書をメールに添付して提出する運用では、その過程でミスが発生しやすく、作業進捗や申請履歴を追跡することも困難であるため、何らかの問題が発生した場合のリスクが高まる。このような状況を打開するためには、申請承認プロセスと実作業を既存のワークフローシステムと連携させる必要がある。
本資料では、本番環境の作業に関する申請承認プロセスで生じる課題を提示し、これらの解決策として、申請承認プロセスとワークフローシステムと連携して、一連のプロセスのシステム化・自動化を行う方法を紹介する。さらに、これにより従来の課題がどのようにして解決されるのか、その仕組みについても解説する。