高度なシミュレーション技術を軸にしたCAE(Computer Aided Engineering)製品を展開するJSOLは、実機を試作する前に設計品質を向上させることで「ものづくり」を支援している。しかし、社内で開発を進めるCAEソフトウェアでは、品質を維持するためのGUI回帰テストが年9回にも及び、手動で対応が困難になっていた。
そこで同社は、GUI回帰テストの自動化に本格的に着手し、既存の開発環境と親和性が高く、安定運用が可能なテスト自動化ツールを導入する。2018年からリリース工程に本格的に同ツールを組み込み、品質を維持しながら、テストのコストを抑える運用を実現した。その結果、約1万5000件のテストケースのうち約40%を自動化し、テストの実施工数を、手動時と比較して約85%も削減することに成功した。
さらにテストの見逃し件数がゼロになり、細かいバグを拾えるようになったため、テスト期間中に複数回の自動テストを実施できるようにもなったという。本資料で同社の事例を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。