オフィス移転で押さえておくべきポイントとは？　やるべきことを時系列順に解説

　企業にとってオフィス移転は、ワークスペースにおける課題を一挙に解決できるまたとない機会だ。その一方で、取り組むべきタスクは膨大であり、対応事項は多岐にわたる。オフィス移転を効率的に進めるには、知識と事前準備が必要だ。

　まず、移転の8～6カ月前にあたる「始動段階」で、移転目的や方針の設定を行い、プロジェクトチームを構築する。移転の5～3カ月前にあたる「計画段階」では、新オフィスのレイアウトや内装デザインを決める。また、引越し業者や電気・通信業者を選定し、契約を結ぶことも必要だ。さらに、通信インフラやPCの移設手配と、移転に伴うデータ移行の手配をする必要もある。

　移転の直前にあたる2～1カ月前の「準備段階」では、引越し業者との最終調整や住所変更の手続きなどを行う。移転後から1カ月以内には、旧オフィスの引き渡しと新オフィスのセットアップに伴う作業が発生する。本資料ではこのように、オフィス移転に伴うタスクを4つの段階ごとに分類・整理している。移転時に届け出の必要な書類もまとめているため、ガイドブックとして活用していただきたい。