三菱UFJニコスは、クレジットカードの発行や加盟店への決済システム導入、金融機関からのカード発行業務の受託など、多様な決済サービスを提供している。キャッシュレス比率が高まる中、競争力の継続的向上と顧客体験の改善を目指し、デジタル技術を積極的に活用している。
2017年後半にはデスクトップ型RPAの試験導入を開始し、翌年には全社展開を進めた。しかし、アナログ作業とロボットによる自動化が混在し、業務効率化が思うように進まないという状況に陥った。そこで同社は、テクノロジーやツールを組み合わせて業務の効率化と自動化を図る「ハイパーオートメーション」の概念に着目。まずはワークフローシステムとRPAを組み合わせた基盤の整備に取り掛かった。
構築の過程でさまざまな困難に直面しながらも、本稼働後は増枠審査の業務量を約4割削減するなど大きな成果を上げている。同社はどのようなソリューションを活用し、ハイパーオートメーションの概念を業務改革に取り入れているのだろうか。本資料で詳しく見ていく。