データを生成するデバイスは、センサーやカメラなど多様化し、その技術革新によって保存すべきデータの量は格段に増加した。データの管理においては、コストとパフォーマンスのバランスが課題となっている。
その解決策の1つとして注目されるのが、「HPSS(High Performance Storage System)」だ。HPSSは階層型ストレージ管理製品であり、高速/高価なストレージ媒体と低速/安価な媒体の間でデータを自動的に移動させるデータストレージ技術およびデータ管理ソフトウェアだ。
同製品を導入した某研究所では、カートリッジ1本で最大容量50TBに対応できるテープライブラリを採用し、大量データの長期保管に費やすコストを大幅に削減することが可能になった。また、データのステージング用としてユーザーのフロントに位置するストレージには、40GB/秒のI/Oスループット実現できるオールフラッシュアレイを導入した。このビルディングブロックを追加することで、性能をスケーラブルに向上していくことが可能になるという。本資料では同事例をさらに詳しく紹介する。