近年、SaaSを導入する企業が急速に増えている。経営者・情報システム担当者1019人への調査によると、有償SaaSを導入している企業は半数を超え、従業員規模が大きいほど導入数も増加しているという。また、約9割の企業が2年前と比較してSaaSの利用を増やしたと回答しており、業務効率化やDX推進の一環としてSaaSが不可欠なインフラとなりつつある現状が明らかになった。
導入の主な理由としては「工数削減」「コスト削減」などが挙げられる一方で、SaaS導入数の増加に伴う新たな運用課題も発生している。情報システム部門において一番時間を割いている業務に関する設問では、回答者の20%が「SaaS関連業務」を挙げており、アカウントの発行・削除・棚卸しなどのSaaS関連業務が新たな負担となっている状況が見えてきた。
本資料では、同調査の結果を詳しく紹介する。さらに、セキュリティ課題の社内共有や人材リソースの確保に関する実態も併せて明らかにされており、SaaS時代における情報システム部門の実務と対応策を多角的に把握できる内容となっている。