自治体が抱えているITインフラの課題は多岐にわたる。例えば「LGWANから外部に通信できないものの、Microsoft 365だけは利用したい」という悩みには、専用回線を用意する手段が考えられる。Microsoft 365宛の通信のみ専用回線を通過するように制御することで、LGWANから安全に接続できるようになる。
また「業務の効率化や庁内・住民サービスの向上に生成AIを活用したいが、セキュリティやガバナンスが心配」という悩みに対しては、Azure OpenAI Serviceの利用時に入力したテキストをAI学習に使われないように設定すればよい。自治体の拠点からMicrosoft Azureへの通信も閉域で行えれば、接続経路のセキュリティを確保できる。
他にも災害に備えた通信環境の整備、GIGAスクール環境における運用の負担、地域医療や地域DXの推進といった課題が考えられるが、本コンテンツはそうした自治体特有の悩みを7つ挙げ、具体的なソリューションとともにその解決方法を提示している。山口県、兵庫県、税務研究会、千葉県教育委員会、愛知県西尾市が課題の事例も確認できるので、ぜひ参考にしてもらいたい。