首都圏や主要都市を中心に、オフィスビル賃貸を柱に事業を展開する千歳コーポレーション。2020年に創立60周年を迎えた同社では、ニューノーマルやダイバーシティーに対応したワークスタイル変革を目指し、クラウド化を中心としたICT改革を進めてきた。その一環として行われたのが社内ポータルの刷新だ。
刷新に当たっては、既存コンテンツの継承を前提に、レガシーテクノロジーを熟知した高い技術力を持つベンダーを選定。刷新に抵抗を示すユーザーも一部存在したものの、同ベンダーの専門的な視点からの説得で、全社的な合意を得ることができた。また、既存コンテンツの移行も課題となったが、自動化を進めたことで、効率的かつ短期間で移行を実現できた。
刷新後は、カテゴリーごとのコンテンツ整理に加え、サムネイル画像からコンテンツの中身を推測しやすくなったことで、アクセスが大幅に向上。全社員向けの「お知らせ」を目立つ場所に表示することで、通知漏れも激減した。また、閲覧数の可視化により社員の関心を把握するとともに、それを意識したコンテンツ作りも進み、社内の情報共有やコミュニケーション活性化に貢献しているという。