DXやクラウド活用によるIT環境の変化を受けて、大きく状況が変わったのがモニタリング環境だ。サーバやデータベースなどの特定リソースの内部監視に限られていた従来と異なり、モニタリング対象がクラウドやコンテナなどに拡大し、複雑化している。
マイクロサービスの普及から、リソースとアプリケーションの性能モニタリングの重要性も高まった。また、モニタリングを行うユーザー層も、従来のようにIT運用者やSEだけでなく、開発者やDevOpsチームなどに拡大しているのが現状だ。
このようにモニタリングはもはや必須要素と認識されるほどに定着しているが、IT運用現場には課題も多い。DXを支えるための運用負担、コストの増大、運用担当に求められるスキルの高度化、スケーリング対応の困難さなども考慮して、ITモニタリングを進化させるためには、どのようなアプローチを採用すればよいのか。本資料では、最新のモニタリング技術を取り入れ、モニタリング手法をアップデートするための方法を解説する。