メール攻撃が巧妙化する中、顧客や取引先を守るため、企業にはメールセキュリティ強化が求められている。2024年2~6月にかけて段階的に適用されたGmailの送信者ガイドラインでは、メール送信者に強力な送信ドメイン認証の導入を義務付けており、対応しない場合はGmail宛にメールが届かなくなる可能性がある。しかし、ある調査によると、2024年12月時点で対応を完了している企業は32.5%にとどまっているという。
要件対応に当たっては、まず自社のメール送信状況の把握から始める必要がある。自社ドメインを使用している業務やシステムなどを洗い出し、それぞれの送信量や送信メールの認証状況を確認し、対応すべき対象の特定を行う。自社のドメインから送信されているメールの全体像を把握するためには、DMARCレポートで確認するのが確実だ。
本資料では、DMARCレポートの仕組みや受信準備、解析方法について解説する。また、Gmailガイドライン準拠に向けたアクションのチェックリストと、各項目の対応方法も紹介しているので、参考にしてほしい。