フィッシング詐欺やマルウェアなどのメールを起因とする攻撃が急増している。ある調査によるとフィッシングメールの7割が“なりすましメール”であるという。自社ドメインがなりすましに悪用されてしまうと、自社の取引先や顧客に危険が及ぶ可能性もある。
このような中で、より強力な対策として「DMARC」が注目されている。これは、送信ドメイン認証を強固にしてなりすましを防ぐという仕組みのことだ。経済産業省/総務省/警察庁がクレジットカード会社にDMARC対応を要請したり、Gmailの送信者ガイドラインに要件として盛り込まれたりしたことで、日本国内でも導入が拡大している。DMARCを活用すれば、自社の送信メールに対する正当性を保証できるので、取引先や顧客をなりすましメールから保護できる。
それにより、メール到達率や開封率の向上も見込めるといわれている。本資料では、DMARCの機能やメリット、導入手順などを解説する。さらにDMARCの成果を挙げるために必要な「DMARCレポートの分析」を実践する方法についても解説しているので、併せて参考にしてほしい。