2025年1月24日~2月19日に行われた、「ネットワーク」と「セキュリティ」の実態と展望に関する調査によると、企業が抱えているネットワーク運用の主な課題は「パフォーマンス低下」「セキュリティの脆弱性」「コスト増加」の3つだった。また、「身近に感じられる脅威」は、「ランサムウェアによる被害」がトップで60%を超え、続いて「不注意による情報漏えいなどの被害」が40%強という数値を見せた。
本調査は、システム/ネットワークの企画・設計・開発および経営・経営企画に携わるキーマンを中心に、幅広い業種を対象に行われた。こうした調査のデータを自社の認識・環境と重ね合わせることで、見落としていた課題を掘り起こすことができる。
調査の中でも興味深いのは、60%以上の企業がEDRの重要性を認識しているにもかかわらず、SOCを利用していない企業が80%以上存在することだ。EDRは大量のアラートを発するので、使いこなすにはSOCが必要だ。その他、企業のSASE導入状況や、企業はAIにどこまで期待しているのかといったことが分かる内容となっている。