PCの新規導入時にはOS・アプリケーションのインストールや各種設定など、PCを業務で使える状態にセットアップする「キッティング」という作業が必要であり、台数が増えるほどに作業負荷は増大する。システム機器の販売やメンテナンスなどを行う第一電子では、このキッティングにおける種々の問題解決が課題となっていた。
そこで、USBメモリのみで「マスターPCのイメージ作成」「デプロイ作業」が可能なキッティングツールを導入。イメージ配信用サーバやネットワーク機器といった設備を必要としない上、デプロイ作業はUSBメモリからPCを起動してワンクリックで完了できる。また、復元用USBメモリを作成してPCに添付して出荷することも可能なため、保守の面でも付加価値の高いサービスが提供可能だ。
同社が行うキッティング作業は、おおむね数百台から数千台規模の案件が多いが、同ツール導入後は10GBの容量を45秒で転送可能になるなど、大幅に速度が向上。本資料では同社事例より、同ツールを用いた効率化の具体的な取り組みについて、実際の運用手順の一部と併せて紹介する。