クラウドサービスは便利な反面、設定ミスが思わぬセキュリティリスクを招くことがある。アクセス権限の設定ミスやデータの公開範囲の誤りといった些細な見落としが情報漏えいやサイバー攻撃のきっかけになる可能性もある。一方でクラウドサービスの機能や設定は多様化しており、どこにリスクが潜んでいるのかを正しく把握しきれていない企業もある。
本稿は、起こりがちな4つの設定ミスを取り上げ、それぞれのリスクを解説するとともに、具体的な防止策を紹介する。クラウドサービス利用の際の安全性を高め、企業の資産を守るためのヒントとして活用してほしい。