ビジネスを効率化するための理想形は、幅広い業務機能と全社的なデータを一元化することだ。ERPはこの一元化に貢献するが、グローバル展開している企業にとって、単一のERPで統合するのは難しい。
そこで注目したいのが、「2層ERP」だ。例えば、本社では既存のERPを1層目として使用し、その他の拠点には2層目として新たにクラウドERPを導入して、両者を連携させる。2層目のERPには、1層目と異なる機能や言語を採用することが可能だ。全ての企業に2層ERPのアプローチが適切というわけではないものの、集中管理とローカルの自律性をバランスよく採り入れることで、より効率的な企業運営を実現できる。
本資料では、2層ERPの仕組みや、2層ERPの代表的な4つの特長である「俊敏性」「スピード」「柔軟性」「費用対効果」などについて解説する。また、2層目のERPに必要とされる10のポイントを紹介するとともに、2層ERPのアプローチに適したなソリューションも取り上げる。