立教大学は、早くから仮想化技術を導入して、情報システムの活用とセキュリティ対策の強化を進めてきた。仮想化基盤のリソースも教員のニーズに応じて割り当て柔軟に利用できるようにしていたが、IT活用ニーズの高まりを受けてハードウェアの増強が追い付かなくなってきた。
そこでクラウド移行を検討したものの、単純な移行ではコストがかさむため、まずハイブリッド環境による最適化を検討した。しかし、既存の管理ツールは高度な技術やノウハウが必要で、使いこなすことが難しい。同大学には、リアルタイムかつ詳細に現状を可視化して、長期的なトレンドも把握でき、しかも簡単に使いこなせる監視ツールが必要だった。
このニーズに合致したのが、幅広いIT環境に対応し、面倒な設定なしでグラフィカルに可視化できる、ある仮想化基盤監視ツールだった。その効果は明らかで、コロナ禍を受けて急きょインフラ強化を進めた際も、サーバの増設や最適化に大いに役立ったという。このツールで同大学の仮想化環境の運用管理がどのように改善されたのか、本資料で詳しく紹介していく。