世界中でコーヒー事業を展開するUCCグループ。同社は、真空包装レギュラーコーヒーの製造を業界に先駆けて開始するなど、先進的なビジネスを行ってきた。しかし、ICTに関しては遅れている感が否めなかったという。そこで、2020年1月から、ICT環境刷新プロジェクトを開始し、環境の整備に着手する。
同社が目指したのは、“使い勝手の良いICT環境”を構築することだった。その当時、例えば稟議や申請を社外で承認する際は、何度もパスワードを入力するなど、面倒な操作を強いられていたという。そこで、スマートフォンで稟議や申請をチェックし、ボタン1つで承認を完了するなど、便利な仕組みに置き換えていくことを考えた。こうした取り組みの中心を担ったのが、あるデジタルワークフロー基盤だ。社内のさまざまなアプリケーションを容易に統合できるという点が選定のポイントになった。
同社は、同基盤を活用してグループポータルを刷新する。その結果、「約154万9000枚あった申請書類の使用が約9割も削減」「入社手続きにかかる時間が約3分の1に短縮」など、さまざまな成果を挙げたという。本資料では、これらの成果を実現する鍵となったポイントを詳しく解説する。