Azure VMware Solution(AVS)は、VMware vSphere環境をMicrosoft Azureで利用できるソリューションで、vSphere基盤のマイグレーションツールなどもワンパッケージで提供される。既存の仮想化環境がvSphereベースであれば、大きな改修なく簡単に移行できそうと考えてしまいがちだが、現実はそう甘くはない。
「自分たちで本当に運用できるのか」「レガシーOSで動作するアプリケーションが本当に動くのか」「vSphereのバージョンアップやパッチ適用によってアプリが動かなくなるのではないか」など、AVS移行に際しての懸念点はいくつもある。そこで参考にしたいのが、ハードウェアの保守期限切れを機に、vSphere環境をAVSに移行することを決断した、ある物流系企業の事例だ。
同社は、豊富な実績、知見を誇るパートナーベンダーの支援もあり、移行に際してのさまざまな不安を解消。移行からわずか1カ月で本番運用を開始できたという。本資料では、オンプレミスのvSphere環境のAVSへの移行を決断した組織の事例を通じて、AVS導入にあたっての注意点や移行を成功させるポイントについて解説している。