診療圏人口が約90万人に及ぶ国保旭中央病院。同院は、医療法が定める5疾病、5事業における地域の拠点病院であるため、24時間365日の医療体制を整えている。しかし、自然災害やサイバー攻撃などの脅威がこれまで以上に高まっていることから、院内システムの可用性を維持することが重要な課題になっていた。
同院では従来、有事が発生した際の対応策として、システムそのものを再構築することを基本的な考え方としていた。データのバックアップも院内で格納していたが、「東日本大震災」「2019年の台風15号」などの教訓から、遠隔地へのバックアップが必要になった。しかし、サイバー攻撃がバックアップデータにまで及ぶ中、“バックアップデータがあれば安全”という考え方も通用しない。
そこで同院では、データのレジリエンス/オブザーバビリティ/復元という機能を備えたバックアップアプライアンスを導入する。院内の各部門では、VMwareによる仮想化環境を構築しており、この環境にも対応できることも同製品を採用する決め手になったという。本資料では、製品導入の経緯から導入のメリットまで詳しく紹介する。