SaaS型データ分析ツール「Microsoft Fabric」解説：他のツールと何が違うのか？

　競合他社に先んじてデータから価値を引き出すには、先進的なツールとテクノロジーが必要になる。データ分析ツールを選定するなら、進化が早い分野であるだけに、比較検討する基準としても新しいツールの知識を深めておきたい。例えば、SaaS型データ分析ツールの「Microsoft Fabric」だ。

　同ツールは、近年のデータ活用が進められる中で発生した、データの増大やサイロ化、分析ツールの混在といった課題を背景に誕生したという。その機能は、データ統合、データ整形・加工などのデータエンジニアリング、データウェアハウス、データサイエンスモデル構築、BIによる可視化・レポート作成などと幅広い。

　Microsoft Fabricは、単に統合データ基盤というだけでなく、5つの特徴を備えている。例えば、Microsoft Azureサービスで唯一、データ仮想化を実現している点だ。データのコピーを作らずに、複数のデータソースを仮想的に統合して、単一のデータソースとして扱えるようになっている。本資料では、こうした特徴をはじめ、費用・ライセンス、他ツールとの違いなどを分かりやすくまとめているので、参考にしてほしい。