紙の帳票類の扱いには、どの企業も業務負荷や生産性の面で悩みを抱えている。ファンケルでは、手書きで寄せられる膨大な注文書の処理に時間と人員を要し、外部委託コストもかさんでいた。そこで、あるAI OCR製品とデータ連携基盤を導入し、内製化したところ、1件あたりの受注登録時間が5分の1、受注登録にあたる人員も4分の1以下になり、月間約500時間の業務削減と33%の作業工数効率化を達成した。
また群馬県は、アンケートデータ入力作業にかかる時間の削減と業務の効率化に向けて同AI OCR製品を活用している。行政は個人情報の扱いにセンシティブだが、セキュリティ要件などをしっかりクリアした上で同製品の導入を決断した。これにより、アンケート回答のデータ入力作業時間の75%削減も実現し、県庁内でDXが進んでいる。
本資料ではこれ以外にも、注文書の入力作業時間を3分の1に減らし受注業務を最適化したクリロン化成、データ変換ツールやRPAと併用して年4000時間近くの作業削減効果を見込むタカギ、事業拡大に伴う処理件数増加に月20時間の工数削減で対応したタイミーなど、多様な業界の企業が同AI OCR製品で成し遂げた成果を紹介している。