長崎を地盤に、LPガスの販売を中核事業とした暮らしに関するサービスを展開するチョープロ。同社では境界型セキュリティを基本に、VPNによるリモートアクセス環境を構築していたが、VPNサーバの容量不足による通信品質の悪化が顕在化していた。また、2019年にはランサムウェアの被害にも遭っており、VPNによるセキュリティ対策の限界を痛感する。
さらに、翌年からのコロナ禍によってリモートワークが拡大。セキュリティの強化と従業員のパフォーマンス向上のために、いよいよVPNに頼らないシステム環境が必要となってきた。そこで同社は、ゼロトラストセキュリティを実現する「SASE(Secure Access Service Edge)」を導入する。
セキュリティや通信パフォーマンスはもちろん、ベンダーのサポート体制が充実していたこと、UIの使い勝手が良かったことなどが導入を後押しした。また、導入実績やブランド力、Gartnerの評価が高かった点などが、上層部を説得するのに役立ったという。導入後は、従前の課題を解決した他、ネットワーク関連の社内問い合わせが8割減少するなど、さまざまな成果を挙げているという。