クラウドの利用が当たり前となり、従業員やデバイスのネットワーク内外への分散が進んだ現代のIT環境では、次々に新たな課題が顕在化した。その解決策として注目されるのが、SASE(Secure Access Service Edge)だ。ただ、包括的なSASEの実装にはさまざまな課題を伴うため、複数のベンダーを組み合わせて対処し、結果的に複雑さとリスクを増大させてしまうケースが少なくない。
不思議なことに、シングルベンダーの統合SASEを最初から導入しようとするケースはほとんどないのだ。ある企業調査では、回答者の72%が「最初にSASEのSSE側に焦点を当てた」または「その予定」と答えており、最初から完全に統合されたSASEアプローチに取り組んでいる組織はわずか4%にすぎなかった。あるべき姿と現実がこれほどに乖離する理由はどこにあるのだろうか。
本資料では、SASE実装における理想と現実のギャップが大きい理由を明らかにするとともに、理想的な形に近づけるために押さえておきたいポイントを解説している。取り組みの現状に合わせて、柔軟に対応できるソリューションも紹介しているので、参考にしてほしい。