岡三証券グループは、前中期経営計画の一環としてリモートワーク環境の検討を進めていた矢先、新型コロナウイルスによる急激な環境の変化に直面する。約1700人の営業担当者が出社せず業務を継続するため、安全かつ短期間での製品の導入が求められる状況に陥った。
同社では、デジタル化推進の一環としてMicrosoft 365の導入を進める一方、「多様なデバイスからの安全なアクセス」「既存VPNの接続に関するキャパシティーの不足」など複数の課題を抱えていたという。これらの課題を解決するため、同社はゼロトラストネットワークモデルの採用を決断する。そしてクラウドベースの製品を導入することで、わずか数カ月で安全なリモートワーク環境を構築した。
現在では、安定した運用と効率的な管理が可能になり、「運用負荷の20%軽減」「新拠点開設の迅速化」「コスト削減」にもつながっている。本資料では、同社が直面した課題と、その解決に向けた取り組みを解説する。リモートワーク環境の整備やセキュリティの強化を検討している企業にとって参考になるはずだ。