「IT業界の人員削減」が止まらない恐怖の理由

　Cisco SystemsやMeta Platforms、Amazon.comといった大手IT企業を中心に、大規模なレイオフ（一時解雇）が相次いでいる。IT業界では、2022年に16万5000人以上、2023年に26万4000人以上が解雇され、2024年もそのペースは衰えを見せなかった。

　注目すべきは、これらのレイオフが必ずしも業績不振によるものではない点だ。むしろ、一部の企業は事業が好調であるにもかかわらず人員削減を進めている。企業はレイオフの具体的な理由について明言を避ける傾向にあるが、明らかな共通点を見いだすことができる。IT業界のレイオフが止まらないのはなぜなのか。