近年、企業では業務システムをクラウドに移行する動きが盛んだ。確かに、クラウドは柔軟な働き方にも容易に対応でき、運用・管理の負担も軽減できる。規模の拡張/縮小、新たなアプリケーションやシステムの導入も簡単に行える。そして何よりも、初期費用やランニングコストを抑えることが可能な点は、クラウドの大きなメリットといえる。
一方、非常に機密性の高いデータを扱っていたり、業界特有の規制やコンプライアンス要件を満たす必要があったりする場合は、オンプレミスが適しているケースもある。また、特定の業務やプロセスに対応するためにカスタマイズが必要となると、クラウドでは難しい場合も出てくる。コスト面でも、長期的に使う予定であればオンプレミスの方がコスト効率が良い場合もある。
自社にとってどちらが適しているかを判断するのは、そう簡単ではない。そこで、本資料では、オンプレミスとクラウドをさまざまな観点で比較するとともに、どちらを選択するにしても確認しておきたい6つのポイントを解説する。