イーデザイン損保はIoTセンサーと顧客のスマートフォンを活用し、契約をはじめとした各種手続きがスマートフォンで完結する「&e(アンディー)」を発売した。それに合わせて、契約申し込みなどのサポートを行うコールセンターや、事故に見舞われた契約者のサポート担当者が利用するシステムにSalesforceを採用し、CRMの仕組みを構築した。
ここで重要となったのが、帳票運用の見直しだった。従来の手法では帳票作成の非効率さや部門間での情報連携に課題を抱えていた。そこで同社は、Salesforceの操作感を確保したまま組み込める帳票開発ツールを採用し、クラウドのSalesforceと基幹システムのデータを集約し、顧客や社外関係者向けの帳票を1つの画面で作成する仕組みを構築した。作成した帳票はクラウドストレージサービスのBoxに保存されるため、情報共有の課題も解決できた。
導入後は、事務処理の時間削減により、顧客に寄り添う方法を検討、実行する時間を確保できるようになったという。本資料では同社事例より、この帳票開発ツールについて詳しく紹介する。