デジタル化の進展に伴って増加するサイバー攻撃を受け、世界各国ではサイバー関連規制の取り組みが進んでいる。複雑化かつ進化する規制環境への対応は、今や企業にとって急務のミッションだ。
そのための取り組みの第一歩が、保護すべきものを明確にすることだ。具体的には、サービスが停止することでどのサービスが影響を受けるか、特定のサービスがダウンした際の財務上の損失はどのくらいになるか、顧客ロイヤリティーにどのような影響が出るかなど、インシデントがもたらす影響を検討して、保護すべきものを特定し、対策へとつなげていく。
とはいえ、必要な対策には、テクノロジーやIT人材などへの多大な投資が求められる可能性もある。専門家とのパートナーシップも視野に入れ、柔軟に対応を進めたい。本資料では、サイバー関連規制の現状を確認しながら、規制対応において意識したい3つのステップを紹介する。