ANAグループでは、顧客サービスを強化するため旅客システムの統合を進めている。この取り組みをテクノロジー面で支えているのがANAシステムズだ。同社ではプロジェクトの発足当初からDevSecOpsの体制構築を見据えて体制・プロセス強化を積極的に推進しており、その一環としてCI/CDツールを刷新したという。
既存ツールは機能が限定的で、テストやビルド、デプロイの大幅自動化が困難だったが、新ツールはこの課題を克服できる。SaaS型サービスのため初期コストを抑えられるほか、保守運用の手間もかからない。LinuxやMacOS、Windows、Docker、GPU、Armなど多様な実行環境に対応し、テストツールもJest、Mocha、pytest、JUnitなどのフレームワークと連携できる点も魅力だった。
導入後は狙い通りの効果を発揮し、属人化の解消だけでなく、1月当たり平均1000時間もの工数削減を実現したという。ANAグループのシステム開発環境がどのように改善されたのか、本資料で詳しく見ていこう。