材料開発にAIやデータサイエンスを生かす、製造業でいま注目のアプローチとは？

　製造業をはじめとするモノづくりの分野において、今大きな注目を集めているキーワードの1つが、「マテリアルズインフォマティクス（MI）」だ。これは、有機材料・無機材料・コンポジット材料など、材料にまつわる情報をデータ化して、材料開発にAI・データサイエンスなどの情報科学技術を活用していく領域全般を示す言葉だ。

　MIの登場によって、データ駆動型の材料開発に大きな注目が集まっている。しかしながら、新たな領域であるAI・データサイエンスとの付き合い方やMIの実践的な活用方法はまだまだ体系化されていないことも多く、「始めようにもどこから着手すべきか分からない」「そのための人材の確保・育成が難しい」という問題もある。

　本動画では、MIが大きな注目を集めている理由を挙げながら、主に国内組織におけるMIの浸透や取り組みの現状について、「アカデミア」と「民間企業」の2つの視点から、識者が分析して語っている。さらに、MIを実践、活用するための方法論や、将来を見据えた人材育成の在り方についても言及されているので、参考にしてほしい。