イベントベースシステムの1つとなるイベント駆動型アーキテクチャ(EDA)は、新たなマイクロサービスのアプローチとして注目されている。このアーキテクチャは異なるシステムを疎結合させ、柔軟で信頼性の高いデータ連携を実現する。
EDAのメッセージングシステムは、ポイントツーポイントおよび、パブリッシュ/サブスクライブ通信といったコア機能を実装しているが、昨今では、オープソースプロジェクトのイベントイネーブリングテクノロジーも登場している。例えば、分散型イベントストア、Kubernetesをベースとしたサーバレスコンピューティングプラットフォームなどがあり、これらがEDAを支える重要な技術となっている。
本資料では、ソフトウェアアーキテクチャのパラダイムともいえるEDAを実装し、ビジネスの競争力を高めるためのアプローチについて解説する。また、分散環境全体のアプリケーションに通知を送信するための動的インフラストラクチャである「イベントメッシュ」の重要性についても、実際の活用例を交えて説明する。