システムのアウテージによるダウンタイムは、あらゆる組織にとって最小化されるべきものであり、どのような形のアウテージであっても、その際のデータの可用性は確保されなければならない。これらの目的を達成するため、組織は予定外のダウンタイムを年間で6分以内に収めるよう努力しているが、それは容易なことではない。
そこで注目されているのが、「レプリケーション」と呼ばれるデータ保護の仕組みだ。レプリケーションは文字通り、データベースなどの本番システムの複製(レプリカ)を作成し、本番システムを「アクティブ」、レプリカシステムを「スタンバイ」として運用する形が一般的だが、ダウンタイムの最小化が主目的であれば、両システムを「アクティブ」で運用する形が最適だ。
本資料では、Oracle DatabaseやPostgreSQLなどのデータベースシステムの高可用性を確保するための手法として、アクティブ/アクティブ構成のレプリケーション環境を構築することを提案している。併せて、こうした環境を構築する際に考慮したい7つのポイントを紹介しているので、参考にしてほしい。