企業の基幹システムとして活用されているERPだが、グローバル展開している企業では統一されたERPを導入することが難しい。なぜなら、日本拠点と海外事業拠点におけるビジネスの要件が異なるためだ。この問題の解決策として、主要拠点のERPをコアに、中小規模拠点のERPをサブとして組み合わせて利用する形態「2層ERP」という方法がある。
これにより、経営基盤を構築し、各拠点で業務の標準化を図ることができる。しかし、各拠点にオンプレミスのERPを導入するとなると、多大なコストが発生してしまう。また海外拠点は、ビジネスの継続性にリスクがあり、投資対効果が見合わない可能性もある。そこでグループにおけるシステムの一貫性を確保しつつ、コストとリスクを抑える方法として、注目されているのが「クラウドERP」だ。
本資料では、クラウドERPによる2層ERPを導入して、グループのデータ統合を低コストに実現した事例を紹介する。セキュリティの強化やコンプライアンスの順守、不正防止の強化をグループ全体で実現したその実力を、ぜひ確かめてほしい。