プロツールと呼ばれる機械工具/物流機器/環境安全用品などの卸売を手掛ける卸問屋のトラスコ中山。同社は、仕入先などのB2B向けシステムをSAPのクラウドサービスで構築し、顧客向けECサイトをオンプレミスのSAP S4/HANAで稼働させるというハイブリッドの形態を採用していた。
それにより、取引先から顧客まで、サプライチェーン全体をカバーできる基幹システムを構築していたという。一方、オンプレミスとクラウドが混在する環境がゆえの課題も顕在化しつつあった。クラウド上のサービス監視では、何らかの問題が発生しても、その原因を特定するのに時間がかかってしまう。オンプレミス上では、サービスに悪影響を及ぼしかねない問題を、未然に防ぐことができない状態だったという。
本資料では、オンプレミスとクラウドに分散した基幹システムにおける、可観測性の欠如という課題に直面したトラスコ中山が、オブザーバビリティ基盤製品の導入により、課題を解決した事例を紹介する。同社の安定的なシステム運用とサービス品質の向上に、同製品がどのように貢献したのかが理解できる内容だ。