近年、「両利きの経営」という経営論が世界中で注目されている。簡単に言うと、「既存事業のリソースを再活用して、新しい成長領域を見いだす経営」だ。その実践に当たっては、「深化」させていくコア事業と「探索」していく新規事業という異なる組織システムをどう両立して経営するかがポイントとなる。
本資料は、両利きの経営を実現するために、企業が取り組むべき事柄について解説したセミナーレポートだ。セミナーの登壇者は、AGC(旧:旭硝子)で数々の新規事業やスタートアップに携わってきた経験を持つ。
まず、新規事業に必要な人財と組織について解説する。マネジャーとリーダーの違いを定義した上で、両者が深化と探索にどう関わっているかを深掘りする。また、新規事業の創出には、オープンイノベーション(他社との協業)も重要だ。これについては、事例やフレームワークを紹介するとともに、大企業とスタートアップとの違いや、海外との協業におけるポイントを紹介する。そして最後に、新規事業へのチャレンジの重要性およびリーダーの育成方法について説明する。