業務効率や生産性の向上、人間関係の構築や改善などを期待して実施される社員研修。ある調査によれば、従業員1000人以上の会社員では88%が、受講経験があると回答するなど、企業規模の大きさに比例して、受講経験割合も増加する傾向にある。一方で、この成果を実感できていないという声が47.1%あり、全体の半数近くに上っているという。
「社員研修で大変だと思うこと」という設問に対する回答では、「通常業務が滞る」「課題や報告書の提出」が挙げられるなど、ネガティブなイメージを抱いてしまう傾向が見える。特に注目したいのが、上記に次いで24.2%の会社員が挙げた「スケジュールの調整」だ。部署や勤務形態の違いが、日程調整を難しくしているという意見も多い。
本資料では、社員研修に関するアンケート調査の結果を、レポートとしてまとめている。研修にeラーニングやシステムなどを採り入れるといった動きもあるものの、日程調整、申込管理の合理化が進んでおらず、成果を実感しづらい状況などが見えてくる、興味深い内容となっている。