サイバーセキュリティ対策の基本中の基本ともいえる、パスワードの保護。オンラインアカウントごとに強力でユニークなパスワードを設定すべきであると、数十年前から推奨されているにもかかわらず、欧米各国の8000人以上を対象に行われた調査によれば、それを実践しているのは回答者のわずか4分の1であることが明らかにされている。
大多数は、同じパスワードにバリエーションを加えて使い回したり、単純なパスワードを使用したりしているなど、推奨されるベストプラクティスとは懸け離れた管理を行っているのが現状だ。その一方で、サイバーセキュリティに関しては楽観的な意見が多く、しかもそうした行動と認識のギャップは若年世代になるほど大きくなることが分かった。
本コンテンツでは、パスワード管理を中心としたサイバーセキュリティに関する調査の結果をレポートとしてまとめている。ここで判明した行動と認識のギャップをどのように埋めていけばよいのか、その実現こそが、サイバー攻撃の被害を防ぐ大きな一歩になるはずだ。