近年、SaaSのビジネス利用が拡大し、機密性の高いデータがクラウドに保存されるケースが増えている。ある調査によると、2025年には85%の企業アプリケーションがSaaS化すると予測されており、すでに67%の企業が機密性の高いデータをクラウドに保存しているという。このように、クラウドとSaaSのビジネス利用は、もはや当たり前となりつつある。
同時に、これらの「新たなインフラ領域」「インフラに保存された重要データ」を狙う脅威アクターやサイバー攻撃も増加している。もちろん企業は、クラウド上のデータ保護対策を講じてはいるものの、それが十分に機能しない状況が生まれてしまうほどに近年のサイバーリスクは巧妙化している。そこで注目されているのが、クラウドとSaaSにアクセスするためのツールであるブラウザを中核にしたセキュリティ対策の考え方である「セキュアエンタープライズブラウザ」だ。
本資料では、セキュアエンタープライズブラウザに基づく、ゼロトラストベースの新たなセキュリティアプローチについて解説する。分散環境における、業務用ブラウジングのセキュリティやガバナンスに不安を抱えている企業は、ぜひ参考にしてほしい。