マルウェアは今もなお進化を続けており、防御側の組織にとっては、事前の検出が極めて困難な攻撃の1つとなっている。その主要な侵入経路は依然として脆弱性で、ある調査によれば、2022年の脆弱性エクスプロイトを使用した事例は前年比で55%も増加しているなど、組織の対策が追い付いていないことを顕著に示す結果となった。
また、AIやChatGPTへの関心の高まりを悪用するような、「AI/GPT関連詐欺」といわれる手口も流行の兆しを見せており、脅威アクターは常に最新トレンドに目を配り、可能であればそれを利用しようとしていることが分かった。このように、絶えず進化するマルウェアおよび、これを操る脅威アクターに対し、組織が対抗するためにはどうすればよいのだろうか。
本資料は、マルウェアを中心とする最新の脅威動向についてまとめたレポートだ。このレポートを通じて、マルウェアの現状やトレンドなどを理解し、先制的な防御策を講じるためのヒントとして役立ててほしい。