国内外で物流サービスの提供をはじめとする、さまざまな事業を展開する鴻池運輸。同社は2018年からDXに着手した。業務システムのクラウド化などによる効率化を目指した「クラウドファースト」戦略を掲げ、その一環として、約60拠点の倉庫で使用していた倉庫管理/WMSシステムをクラウドに移行することを決断する。
クラウド移行プロジェクトは、9つのチームが担当し、多くのメンバーが参加した。拠点の事情に精通したメンバーがプロジェクトを管轄したが、クラウド化を成功させるためには横方向にも情報を連携し、チーム全体の現状や進捗状況を把握することが不可欠だった。そこで同社は、全ての情報を可視化できるプロジェクト管理ツールを導入した。
同ツールにより、データの可視化とリアルタイムでの共有を実現した上、200枚のシートに及ぶ詳細な情報を一元管理することに成功した同社。当初は1年以上かかると予想されていたクラウド移行プロジェクトを、わずか4カ月で完遂した。本資料では、同社の取り組みを詳しく紹介する。