政府による本人確認のデジタル化と厳格化が進む中、金融機関のみならず、あらゆる場面においてマネーロンダリング対策や輸出管理の一貫として、取引先の本人確認強化の取り組みが加速している。これまで以上に取引時の確認や実質的支配者の確認を厳格に行える体制の準備が求められている。
この解決策として推奨されるのが、リスクを適切に特定・評価して、それに見合った対策を講じるというリスクベースの対策だ。名称照合の場合では、リスクの度合いをスコアリングすることで、作業を効率化するとともに取りこぼしを大幅に減らすことができる。
本資料では、この手法に対応する名称照合ツールを紹介する。名称照合の分析結果の一致確信度を数値でスコアリングし、アウトプットできることが大きな特徴だ。また、一致確信度のスコアを利用して調査や分析の優先度/重み付けを設定したり、その度合いに応じて対応を変えたりするというリスクベースの対策に役立てることができる。照合作業の自動化・半自動化につなげることも可能で、使い方次第で照合効率を上げつつ精度を高めることができるので、本人確認などの厳格化・強化の強力な切り札となるはずだ。