自社のビジネス成長を目的にAIを活用する動きが進んでいるが、中小企業ではどうだろうか。従業員300人以下の企業を対象とした調査によれば、AI導入率は5.5%にとどまっている。一方で、68%の企業が「AI導入で会社の生産性は上がると思う」と考えており、54%の企業が、AIの導入を「将来的に検討したい」と考えていることが分かった。
このようにAI導入によって生産性向上を実現したいと考えている中小企業が参考としたいのが、企業の営業・マーケティング支援事業を展開するマーケティングデザインの事例だ。同社は、2006年に自社の営業・マーケティング活動にSFA(営業支援)/CRM(顧客関係管理)を導入。その後もMA(マーケティングオートメーション)やCRM分析などを導入し、順調に事業を拡大していったのだが、増大していく見込み客への対応が困難となり、さらなる効率化が求められた。そこで導入したのが、AIだ。
本資料では、同社の事例を基に、AIを含むツールの活用と効率化の変遷を見ていく。その上で、中小企業でも無理なく導入できる各種AIツールを紹介する。