国内大手のデジタルマーケティング会社である電通デジタルでは、設立当初から業務効率化を積極的に推進しており、その一環として全社的なPDF活用に取り組んできた。例えば制作部門では、制作物のやりとりをPDF上で完結させ、さまざまなステークホルダーが異なるファイル形式でアイデアを持ち寄る中、それらの取りまとめに伴う手間を削減している。
またクライアントとの修正指示のやりとりでは、赤字対応を大幅に効率化。より直感的な指示や、対応漏れの迅速なチェックが可能になったことで、確認に要する時間は8割ほど減り、制作期間は約20%短縮されたという。さらにバックオフィス部門では、請求書をはじめとする証憑書類をPDF化してペーパーレス化を推進し、同時に電子サインも活用。書類保管スペースの削減や、ほぼ100%のリモート化を実現している。
本コンテンツでは、PDF活用によって業務改革を推進する同社の事例を紹介する。PDFの幅広い可能性を引き出した同社の取り組みは、PDFを活用する多くの企業の業務改革も加速してくれそうだ。