あらゆる業界でDX推進が求められる中、製造業や運輸業、物流業の現場でも、デジタル活用の取り組みが進んでいる。しかし、工場における製造ラインの運転状況や、倉庫における入出庫・棚卸情報など、紙ベースで報告・共有されている業務もいまだ多いのが実情だ。
その理由として、工場・倉庫のDX推進のために導入されるパッケージシステムでは、これらの業務をまかないきれないことが挙げられる。これらは優先度が低くなりがちな隙間業務であることから、システム化を後回しにされるケースが多いのだ。しかし、現場の負担を軽減するためには、先送りせずに早期にデジタル化を実現したいところだ。
昨今は、モバイルアプリを活用して現場DXを推進する企業が増えている。例えば、京セラでは現場で作った棚卸アプリを使って巨大倉庫の在庫管理をスマート化した。そうした事例を参考に取り組みを進めていくとよいだろう。本資料では、モバイルアプリを作成・活用して隙間業務をデジタル化し、大きな成果を挙げている9社の取り組みを、担当者の声とともに紹介する。