SaaSでは、決済手段としてクレジットカード払いを設定するのが一般的だ。しかし、B2B取引においては「請求書払い」を希望する顧客も多く、クレジットカード決済にしか対応していないサービスでは、新規顧客の取りこぼしが生じるケースが少なくない。その解消に向け、決済手段の多様化を図る企業が増えてきた。
クラウド型ビジネスチャットツールを提供する「Chatwork」もその1社だ。以前はクレジットカード払い一択だった同社だが、大手企業を中心に取りこぼしが発生していたことから請求書払いを導入。より多くの顧客にリーチすることが可能になり、取引先の拡大につなげている。また、スキルマーケットを展開する「ココナラ」でも、請求書払いを導入したことで法人利用を伸ばすなど、決済手段の多様化で売り上げアップを実現している。
とはいえ、請求書払いには請求業務の煩雑化や未回収のリスクといった課題も付き物だ。本資料では、Chatworkやココナラなどの事例を交え、請求書払いの重要性を確認するとともに、各社が導入を決めた解決策の効果を探る。