あらゆる組織がサイバー犯罪の標的となる中、その攻撃はアニメ業界にも及んでいる。東映アニメーションのアニメ制作現場では、クリエイターのニーズに応えるため、世界中の多種多様な映像ツールや画像ツールを活用している。同社はセキュリティ対策のために、こうしたツールのインストール権限を個人から剥奪していた。
そして1000台以上のPCにツールをインストールする作業は、情報システム部門が手作業で行っていたという。しかし、少ない人数のため、台数規模が限界を迎えていた。そこで業務の負荷を解消するために、エンドポイントの管理者権限をきめ細かく制御できるEPM(Endpoint Privilege Manager)ツールを導入する。
マルチプラットフォーム対応なので、WindowsやmacOSの他、Linuxも含めた多様なデバイスを保護できる点もニーズにマッチしたという。同社は、導入の結果、安全なソフトウェアだけをユーザー自身がインストールできる環境を構築することに成功した。本資料では、同社の事例から、このEPMツールについて詳しく紹介する。