企業で毎日のように行われている「会議」は、意思決定や情報共有、アイデア出しの場として不可欠な時間であるが、「参加者の3分の2が自分の話は誰にも聞いてもらえていないと感じている」という説もあるほど、公平な会議を行うのは難しい。特にオフィスワーカーとリモートワーカーが混在するハイブリッド会議ではそれが顕著に現れるため、いかに公平に行うかが重要となる。
そこで求められるのが、“発言できる”と感じられる会議カルチャーの醸成と、会議エチケットの見直しだ。具体的には、「心理的安全性を確立する」「リーダーが共感を持って周囲を導く」といったことが挙げられる。ただし、ハイブリッド会議においては、「全ての参加者に自由な発言を許すとリモートワーカーは話が断片的にしか聞こえなくなる」といった不公平が生じやすいので、基本ルールを定めることが大切だ。
こうした「人とカルチャー」の問題解決のほか、ITツールをリモートワーカーに支給するなどテクノロジー面からも環境を整えていく必要がある。本資料では、“誰も取り残されない”公平な会議を実現する方法を、カルチャー、エチケット、テクノロジーの3つの観点から解説する。