飲食や小売などの店舗を経営する上で、売り上げや認知度の向上といった観点から、店舗数の拡大に注力している企業は少なくない。店舗が増えればスケールメリットによるコスト削減も期待できるため、実際に増収を実感しているという企業も多いだろう。
しかし、ここで気をつけたいのが、新規出店した店舗の売上高も含めて全社の増収率を見ているだけでは、既存店舗の収益力低下を見逃すリスクがあるということだ。好業績だと錯覚せず、本当に事業が成長しているかを見極めるためには、既存店舗だけの増収率を分析したり、店舗ごとに増収率を確認したりといった、細分化の視点が必要となってくる。
昨今は、店舗別/部門別の損益計算書を作成/分析できるシステムも登場しているので、正しい経営判断を行うためにも、積極的に活用していきたいところだ。本資料では、成長企業の経営者が陥りがちな落とし穴とその回避策について、ストーリー形式で分かりやすく解説する。